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Oct 29 2024

化学防護手袋の着用が義務化されました!

Category:
その他

●化学防護手袋とは?
●なぜ化学防護手袋が必要なの?
●どんな手袋を選べばいいの?
●罰則はあるの?

2024年4月1日より、労働安全衛生法が改正され、皮膚等への障害を引き起こしうる化学物質を取り扱う業務には、保護手袋の着用が義務化されました。

器材消毒時、高水準消毒のグルタラールや次亜塩素酸ナトリウムなど薬品を取り扱う際に、まだ診療用の薄手のグローブを使用されている方は必ずご確認ください!
また、「厚めの手袋を使っているから大丈夫!」と思われている方も、それが適切な保護具に該当しているのか、改めてご確認くださいませ。

※ 対象とする有害な化学物質を考慮して作業に適した化学防護手袋を選択する必要があります。ご使用の薬品が皮膚等障害化学物質に該当するかご確認ください。

 

化学防護手袋とは・・・

酸、アルカリ、有機薬品などの化学物質の浸透および、浸透の防止を目的とする手袋です。
日本産業規格「JIS T 8116」や「ASTM F 739」、欧州規格「EN ISO 374」に適合しているものを指します。
※施術時の薄手の使い捨てグローブは化学防護手袋の代わりにはなりませんのでご注意ください!

Q.なぜ化学防護手袋が必要なの?

A.実は、知らぬ間に化学物質が皮膚まで到達している恐れがあるからです。

その原因は主に2つ!

①手袋の劣化・破損
手袋表面の傷などから化学物質が侵入したり、手袋の材質が不適切であった場合に化学物質が手袋に染み込み、直接皮膚に到達することで化学熱傷や皮膚腐食などを引き起こす恐れがあります。


②化学物質の透過
手袋に目に見えた損傷がなかったとしても、化学物質は分子レベルで手袋を通過し、皮膚に直接触れ吸収されることもあります。

化学物質が原因となる労働災害(がん等の遅発性疾病を除く)はなんと年間450件程度で推移しており、ガンや内臓疾患の健康被害にもつながるリスクも!
目視できないだけに怖いですね・・・
スタッフの安全を守るためにも、化学防護手袋の着用は必須となるわけです。

Q.では、どんな手袋を選べばいいの?

A.上記でご説明したとおり、化学物質の透過試験を実施している、耐久性のある手袋を選択する必要があります。

そこで、今回の化学防護手袋の義務化に適応した手袋をご紹介します!

「サミテック」GT-F-07C

  

手袋に印字されたEN規格に適合のマークが、防護手袋として認められている印です!

耐摩耗性、耐突刺性に優れている「サミテック」GT-F-07Cは、用手洗浄に用いられる高水準消毒薬などに耐性があります。
※詳細はご使用になる薬品に対して耐性があるかを透過試験データにて必ずご確認ください。

「サミテック」GT-F-07C 

   標準価格(メーカー希望小売価格)600円(税別)
  ※2024年11月12日現在

 詳細はこちら

「サミテック GT-F-07C」の化学物質耐透過性試験結果データはこちら

※ご使用される薬品の試験データをご確認ください。
試験データはあくまで試験結果であり、実際の使用状況とは異なりますので安全を保障するものではございません。ご了承ください。

資料請求はこちら

Q.義務化になったということは、罰則はあるの?

A.労働安全衛生法には罰則規定があります。

労働安全衛生法第22条「事業者は、原材料等による健康障害を防止するため必要な措置を講じなければならない」同119条「第22条等に違反した者は、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」の規定があります。
また、適切な化学防護手袋を着用させなかったことにより、労働者に健康障害を生じさせた場合、事業者側に安全配慮義務違反が問われる可能性があります。

まだお使いでない場合は一刻も早く、化学防護手袋の導入が必要になりますね。

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