セシード N
Q & A
- 金属(非貴金属合金)に対してオペークレジンを塗布する場合、先にオペークプライマーを塗布しますが、なぜ、オペークプライマーが必要なのでしょうか?また、金属が貴金属合金の場合も、同様にオペークプライマーの塗布が必要ですか?
オペークプライマーは、非貴金属合金とオペークレジンを接着させるため、および、オペークレジンの硬化を促進するために必要です。オペークプライマーには、非貴金属合金に対する接着性を有するリン酸エステル系モノマー「MDP」が含有されています。また、オペークレジンは光照射によって硬化しますが、オペークプライマーと接触することで硬化が促進されます。なお、金属が貴金属合金の場合には、先に貴金属合金に有効な金属接着性プライマーのアロイ プライマーを塗布し、その上に必ずオペークプライマーを用いてからオペークレジンを塗布してください。
- プレオペークとは何ですか?
プレオペークはオペークと比較し、流動性が高く、より高い硬化深度を有しています。そのため、金属に対して先にプレオペークを塗布することで、その後に塗布するオペークの塗布回数を減らせることで、オペークレジン操作全体の時間短縮が可能です。
- カラーコートを用いる前のカラーコートプライマーの塗布は必須ですか?
カラーコートプライマーは、シランカップリング剤を含有するカラーコート用接着材です。ボディレジンとカラーコートを接着するために必要となりますので、カラーコートを塗布する前には必ずカラーコートプライマーを塗布して十分に乾燥させてください。
- カラーコートの使用可能時間は?
カラーコートは光重合型のため、採取後、3分以内にご使用ください。
- カラーコートは内部ステインとして使用可能ですか?
色調調整やキャラクタライズが必要な場合に、ボディレジンを築盛し、予備重合後にカラーコートを内部ステインとして使用することが可能です。
- 製品の保存方法は?
直射日光を避けて2~25℃で保管してください。オペークプライマー、カラーコート及びカラーコートプライマーは可燃性ですので、火気の近くでの使用、保管はお避けください。
- 混和皿に採取したカラーコートが分離しているようです。分離を避けるにはどうしたら良いですか?
カラーコートは分離する場合がありますので、使用前にボトルを良く振ってから採取してください。
- カラーコートの剥離を防ぐためにはどうしたら良いですか?
必ず、レジン表面をカーバイトバー、カーボランダムポイント、ペーパーコーンあるいは粗めのシリコンポイント等で粗造化処理を行い、カラーコートプライマーで処理した後にカラーコートを用いてください。