コミュニケーターだより

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Feb 02 2016

美的CAD/CAMのなかまたち ~ブロック・ディスク編~

Category:
メタルフリーシステム / 歯科技工

今回は、CAD/CAM機器に使用するブロック、ディスクをご紹介します(●^o^●)

以前ブログでも紹介した保険適用の「カタナアベンシアブロック」

( ブログURL⇒ https://gosoudan.dental-plaza.com/tidings/2015/07/13/330 )

カタナアベンシアブロックの特徴は、
超微粒子フィラーを高密度に配合されていることです(*゚ω゚)

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↑ こんなにも高密度に配合されているんですよー!
メーカー独自の気泡が入りにくい製法なので、臼歯咬合にも耐えうる機械的特性をもっています☆
さらに嬉しいのが、滑沢耐久性にも優れていて、
得られた光沢感は歯ブラシ摩耗試験においても失われることが少なく、口腔内での滑沢性の持続、着色の抑制が期待できます\(^o^)/
遮蔽性の高いA3 OPもご用意しているので、メタルも ↓ こんなにわからなくなります(*>∇<)

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このカタナアベンシアブロックは第一・第二小臼歯に対して保険適用なんです!!
保険適用☆(大事なことなので2回書きました)
カタナアベンシアブロックは良いこと尽くしで患者さんにも勧めやすい製品だと思います(*^_^*)

アベンシアブロックも良いですが、CAD/CAM機器を使用するならば
カタナジルコニアディスクもやはりはずせませんよね。

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従来のHT/MLシリーズに加え、昨年は新シリーズとなる
UTML/STMLが発売されました☆

「HT/MLシリーズってよく聞くけどいまいちわからないんだよな」という方もいらっしゃると思いますので
違いをかる~くまとめたいと思います(^o^)/

まず、HT/MLの違いですが、
HTはフレーム用、MLはフルジルコニアクラウン用と覚えていただくと分かりやすいと思います。

HT 「High Translucent(ハイトランスルーセント)」
こちらはモノカラー(単色)のジルコニアです。
高透光性を有し、陶材を上に築盛するジルコニアフレームに適しております。

ML 「Multi Layered(マルチレイヤード)」
ディスク内でボディ色(デンティン)からエナメル色を模した
4層構造を持たせ、自然な色調に仕上がるようになっています。
陶材を築盛して頂くのも結構ですし、手研磨のみのフルジルコニアクラウンも作製できます☆

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この4層構造を持つMLディスクに昨年2つのシリーズが仲間入りしました(*゚∀゚人゚∀゚*)
それが、
UTML 「Ultra Translucent Multi Layered (ウルトラ トランスルーセント マルチレイヤード)」と
STML 「Super Translucent Multi Layered (スーパー トランスルーセント マルチレイヤード)」です。 長い。(笑)

MLシリーズと4層構造を持つことは同じで、何が違うのか?
それは名前にもついている「Translucent」。
「光を通す」という意味があり、HTの良い所も兼ね備えているシリーズなんです★

では、UTMLとSTMLでは何が違うのか?
オススメの症例が曲げ強さと透過率の違いにより異なります♪

UTMLシリーズ  曲げ強さ 557MPa 透過率 43パーセント → 前歯クラウン・ラミネートベニア
STMLシリーズ  曲げ強さ 748MPa 透過率 38パーセント → 臼歯クラウン・3本ブリッジ

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UTMLの推奨症例は、前歯クラウンやラミネートベニアです。
なぜなら従来のMLディスクよりも透過率がなんと1.4倍の43パーセントもあるんです!!
この透過率はシリーズで最も高く、より審美的な前歯クラウンが製作できますし、
ステインを併用すれば、さらに色調再現性を高めた修復物を作製できます。

STMLの推奨症例は、曲げ強さが748MPaもあるので、臼歯クラウンや3本ブリッジです(*^_^*)
色調のグラデーション(歯頸部の彩度が高く、切端の彩度が低い)に加え、
透光性のグラデーション(歯頸部に遮蔽性)を有しているので、
臨床における様々な支台歯に対し安定した色調表現が可能です。

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 目標色と同一のシェードを選択することで対応可能
 目標色より1つ明るいシェードを選択することで対応可能(ステイン併用)

UTML/STMLともに高い透光性をもっていますが、
これを活かすためにセメント材料にも優れた審美性が求められますよね。
次回は、セメント材料についてご紹介したいと思います(●^o^●)

カタナアベンシアブロック   ⇒ https://www.dental-plaza.com/article/katana_avencia/ カタナジルコニア UTML/STML  ⇒ https://www.dental-plaza.com/article/katana/utml_stml/index.html

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